2014年5月19日月曜日

TortoiseSVNとBitnamiのRedmineを使ったSubversion連動(Basic認証)手順

Redmineにはリポジトリとの連携が可能なので現場では良く使われています。
そこで勉強がてらに、BitnamiのRedmineのオールインワンパッケージとSVNクライアントソフトのTortoiseSVNで作成したリポジトリを使った、ApacheのBasic認証でのRedmine連携手順のメモを記載したいと思います。

目次

  1. 前提条件
  2. Redmineオールインワンパッケージのインストール
  3. TortoiseSVNのインストール
  4. リポジトリの作成
  5. Subversionの設定
  6. Redmineのプロジェクトに紐付け
  7. 参考文献

前提条件

  • OS:Windows
  • Redmineのバージョン:2.3.3-1
  • TortoiseSVNのバージョン:1.8.8

Redmineオールインワンパッケージのインストール

以下のURLより手順にそってRedmineをインストールします。
Redmineのインストール手順(All in one windows)

TortoiseSVNのインストール

以下のURLより手順にそってTortoiseSVNをインストールします。
TortoiseSVNのインストール手順

リポジトリの作成

RedmineのSubversionでコマンドをうってもいいのですが、TortoiseSVNを使ってリポジトリを作った方が簡単なので、ここではTortoiseSVNを使ったリポジトリの作成の仕方を記載します。
  1. 任意の場所に空のフォルダを作成し、フォルダの中で右クリックし「ここにリポジトリを作成」をクリックします。
  2. これでリポジトリの完成です。

Subversionの設定

Redmineのオールインワンパッケージを次へ次へでインストールするとSubversionとApacheが自動的にインストールされます。
そのApacheのconfファイルにSubversionと連動する設定情報を記載します。
今回は、Subversionの設定情報は別ファイルに分ける方法をここで記載します。
{REDMINE_HOME}はRedmineのインストールされているフォルダなので適宜変更してください。
  1. デフォルトでSVNと連動するモジュールの設定は出来ているのですが、念のため確認しておきます。
    Apacheフォルダ({REDMINE_HOME}/apache2/conf)に保存されているhttpd.confを開き、以下のモジュールが記載されていることを確認します。

    LoadModule dav_svn_module modules/mod_dav_svn.so
    LoadModule authz_svn_module modules/mod_authz_svn.so
    

    ここで先頭に「#」が記載されていたら、コメントアウトされている状態になっているので外してあげます。
    これによりSubversionにHTTPで通信できるようになります。
  2. 今回は、Subversionの設定ファイルを別にしたいのでhttpd.confに以下を付け加えます。

    Include "{REDMINE_HOME}/apache2/conf/extra/httpd-svn.conf"
  3. 次に先ほどhttpd.confでIncludeした場所に「httpd-svn.conf」を作成します。
  4. 作成したらファイルを開き、以下の内容を記載します

    # Subversion
    <Location /svn>
        DAV svn
        # enable view for repositories parent directories
        SVNPath "D:/test/svn"
        #SVNParentPath "D:/test"
        #SVNListParentPath On
     
        # read/write accesses force Basic auth
        AuthType Basic
        AuthName "Subversion repository"
        AuthUserFile {REDMINE_HOME}/apache2/conf/.htpasswd.svn
        Require valid-user
    </Location>
    • LocationでURLのパスを定義します。
    • DAV svn でバックエンドとしてSubversionを使うようにします。
    • SVNPathでリポジトリが保存されているフォルダを設定します。尚、複数のレポジトリを定義する場合は、SVNParentPathに親ディレクトリを指定します。
    • AuthTypeでユーザ認証をBasic認証と定義します
    • AuthNameでパスワード入力のダイアログで表示される文字列を定義します。
    • AuthUserFileで認証に必要なユーザとパスワードが保存されている一覧の場所を定義します。
    • Require valid-userで認証が通った全ユーザに対してのアクセスを許可します。
  5. 次にBasic認証で使うユーザとパスワードを上記「AuthUserFile」で定義した場所と名前で作成します。

    G:\BitNami\redmine-2.3.3-1\apache2\bin>htpasswd -c svnpasswd user1
    New password: *****
    Re-type new password: *****
    Adding password for user user1
    
    G:\BitNami\redmine-2.3.3-1\apache2\bin>htpasswd svnpasswd user2
    New password: *****
    Re-type new password: *****
    Adding password for user user2
    
    G:\BitNami\redmine-2.3.3-1\apache2\bin>


    -c オプションで新しくファイルを作るという意味になります。
    その後ユーザを追加するには-cを取ったコマンドを入力すると追加されます。
  6. apacheを再起動します。

Redmineのプロジェクトに紐付け

RedmineのプロジェクトにRedmineメニューから先ほどApacheと紐付けたリポジトリを認識させます。
  1. 紐付けたいプロジェクトにログインします。
  2. 「設定」タブから「リポジトリ」をクリックし、「新しいリポジトリ」をクリックします。
  3. 以下の情報を入力し、作成ボタンをクリックします。
    • バージョン管理システム:Subversion
    • メインリポジトリ:取りあえずチェック
    • 識別子:「test」チケットやWikiからリポジトリを指定してリンクを行う際に使用します。
    • URL:「http://localhost/svn」apacheで設定したLocationのURLを入力します。
    • ログイン:Basic認証の設定で作成したユーザ名を入力します。
    • パスワード:Basic認証の設定で作成したパスワードを入力します。


  4. 上手くいっていれば、「リポジトリ」をクリックするとリビジョン1が表示されます。

参考文献

2014年5月9日金曜日

TortoiseSVNのインストール手順

http://tortoisesvn.net/業務でSubversionを使ってバージョン管理をする方は多いかと思います。
しかし、Subversionには様々なコマンドが用意されており、一つ一つ覚えたりコマンドをキーボードで打ったりするのは手間がかかるうえ不便ですよね。

そんな時に活躍するのがSubversionのクライアントツールである「TortoiseSVN」です。

ここでは、TortoiseSVNのダウンロードからインストール、そして日本語化までをメモとして記載したいと思います。

 

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